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資産運用

元プロが警告!新NISAで絶対に買ってはいけない銘柄の特徴ワースト3

2024年から始まった新NISA(少額投資非課税制度)は、その抜本的な制度拡充により、空前の投資ブームを巻き起こしています。
生涯にわたる非課税投資枠が1,800万円に拡大され、多くの人が「今度こそ資産形成を」と意気込んでいることでしょう。

しかし、元プロの視点から見ると、このブームには大きな危険が潜んでいます。
それは、新NISAの非課税メリットを帳消しにしてしまうどころか、大切な資産を減らしかねない「買ってはいけない銘柄」に、知らず知らずのうちに手を出してしまうリスクです。

本記事では、元証券アナリストとしての経験から、新NISAで絶対に避けるべき銘柄の特徴をワースト3形式で徹底解説します。
あなたのNISA口座が「お宝」で満たされるか、「地雷」で埋め尽くされるか。この記事がその分かれ道になるかもしれません。

参考: 大逆回転前夜 資産防衛の最終警告

大前提!新NISAで失敗する人の残念な共通点

ワーストランキングの前に、まず新NISAで失敗しやすい人に見られる共通の行動パターンを3つご紹介します。
もし一つでも当てはまると感じたら、今後の投資行動を見直すきっかけにしてください。

「人気ランキング」や「話題性」だけで選んでしまう

証券会社のウェブサイトを開くと、「買付ランキング」や「人気ファンド」といった情報が目に飛び込んできます。
多くの人が買っているなら安心だろう、と安易に手を出すのは非常に危険です。

ランキング上位の銘柄は、その時々のトレンドを反映しているに過ぎません。
一過性のブームに乗った結果、高値掴みとなり、ブームが去った後に大きな損失を抱えるケースは後を絶ちません。
大切なのは、人気ではなく、その商品が「長期的な資産形成」という新NISAの目的に合致しているかどうかです。

手数料(コスト)の重要性を理解していない

投資信託には、購入時手数料、信託財産留保額、そして保有している間ずっと支払い続ける「信託報酬」というコストがかかります。
特に信託報酬は、年率わずか1%の違いでも、10年、20年という長期の運用では、最終的なリターンに数百万円もの差を生むことがあります。

金融庁が新NISAのつみたて投資枠の対象商品を厳選している理由の一つも、このコストの低さを重視しているためです。
手数料は、確実にリターンを蝕むマイナス要因です。
その重要性を軽視していると、せっかくの利益が手数料に消えていくことになりかねません。

短期的な利益を追い求めてしまう

新NISAは、非課税保有期間が無期限化されたことからも分かる通り、「長期投資」を前提とした制度です。
しかし、日々の価格変動に一喜憂憂し、短期的な売買を繰り返してしまう人が少なくありません。

短期売買は、非課税枠を無駄に消費するだけでなく、手数料がかさみ、結果的に資産を減らす原因となります。
市場が暴落した際に慌てて売却してしまう「狼狽売り」も、長期的なリターンを大きく損なう典型的な失敗例です。

【元プロが警告】新NISAで絶対に買ってはいけない銘柄の特徴ワースト3

お待たせしました。ここからは、数ある金融商品の中から、特に新NISAの口座で保有すべきではない銘柄の特徴を、ワーストランキング形式で発表します。

ワースト3:高すぎる手数料で利益を削る「アクティブファンド」

アクティブファンドとは?
日経平均株価やS&P500といった市場平均(インデックス)を上回るリターンを目指す投資信託のことです。 ファンドマネージャーと呼ばれる専門家が、独自の調査・分析に基づいて銘柄を選定します。

なぜ買ってはいけないのか?
理由はシンプルで、「コストが高く、そのコストに見合うリターンを長期的に上げ続けることが極めて難しい」からです。

アクティブファンドは、専門家が調査・分析を行うため、市場平均に連動するインデックスファンドに比べて信託報酬が数倍から十数倍高く設定されています。
しかし、多くの研究で、長期的に見ると大半のアクティブファンドは、コスト控除後でインデックスファンドのリターンを下回るという結果が示されています。

もちろん、中にはインデックスを上回る優秀なアクティブファンドも存在します。
しかし、数千本ある商品の中から、将来にわたって勝ち続ける一本を初心者が選び抜くのは至難の業です。
高い手数料を払いながら市場平均に負けるのであれば、最初から低コストのインデックスファンドを選んだ方が、はるかに合理的と言えるでしょう。

ワースト2:一過性のブームで高値掴みしやすい「テーマ型ファンド」

テーマ型ファンドとは?
「AI」「自動運転」「メタバース」「脱炭素」など、特定のテーマに関連する企業の株式に集中投資する投資信託です。

なぜ買ってはいけないのか?
夢のあるテーマに投資できるため魅力的に見えますが、以下の大きなリスクを抱えています。

  1. 高値掴みのリスク: テーマ型ファンドは、そのテーマが世間で大きな話題になった後に設定されることがほとんどです。つまり、多くの投資家が注目し、関連銘柄の株価がすでに割高になっているタイミングで投資を始めることになりがちです。ブームが去れば、株価は急落し、大きな損失につながる可能性があります。
  2. テーマの陳腐化リスク: 今は最先端のテーマでも、5年後、10年後には時代遅れになっている可能性があります。 技術革新のスピードが速い現代において、一つのテーマに賭けるのは非常にハイリスクです。
  3. コストが割高: 特定のテーマに絞って調査・運用するため、信託報酬はインデックスファンドより高く設定されています。

楽天証券の投資情報メディア「トウシル」でも、テーマ型ファンドは集中投資のリスクを負うため、特徴をしっかり理解する必要があると指摘されています。 新NISAのコア資産として、ポートフォリオの中心に据えるべき商品ではありません。

ワースト1:長期投資の敵!仕組みが複雑な「レバレッジ型・ブルベア型ファンド」

レバレッジ型・ブルベア型ファンドとは?
先物取引などを活用し、日々の市場の値動きの「2倍」「3倍」(レバレッジ型・ブル型)や「-1倍」「-2倍」(インバース型・ベア型)の値動きを目指す投資信託です。

なぜ買ってはいけないのか?
新NISAの「長期・積立・分散」という理念と最も相性が悪い、まさに最凶の地雷商品です。金融庁も、これらの商品は短期売買を目的としたものであり、中長期の資産形成には向かないと明確に注意喚起しています。

その理由は、「複利効果がマイナスに働く」という特性にあります。
これらの商品は「日々の値動き」の〇倍を目指すため、相場が上がったり下がったりを繰り返す「もみ合い相場」では、元の指数が同じ価格に戻っても、ファンドの基準価額は目減りしていきます。 これを「減価」と呼びます。

元の指数の値動き元の指数の価格レバレッジ(2倍)ファンドの値動きレバレッジ(2倍)ファンドの価格
1日目+10%110+20%120
2日目-10%99-20%96

上の表のように、元の指数は2日間で1%の下落ですが、レバレッジファンドは4%も下落してしまいます。
長期で保有すればするほど、この減価の影響は大きくなり、資産を大きく減らす可能性が極めて高いのです。

実際に、新NISAの成長投資枠では、長期の資産形成に適さないとして、レバレッジ型・ブルベア型ファンドは対象から除外されています。 もし課税口座でこれらの商品に手を出している方がいれば、そのリスクを再認識してください。

要注意!ワースト3以外にも潜む新NISAの落とし穴

ワースト3には入らなかったものの、初心者が陥りやすい注意すべき商品や行動についても解説します。

資産が育たない「毎月分配型」投資信託のカラクリ

毎月お小遣いのようにお金がもらえるため、特に退職世代に人気のある「毎月分配型」投資信託。
しかし、これも長期の資産形成には全く向いていません。

その理由は、複利の効果が得られないからです。
投資の最大のメリットは、運用で得た利益を再投資することで、雪だるま式に資産が増えていく「複利効果」にあります。
毎月分配型は、得た利益をその都度吐き出してしまうため、元本がなかなか育ちません。

さらに悪質なケースでは、運用益が出ていないにもかかわらず、元本を取り崩して分配金(特別分配金)を支払っている場合があります。 これは、自分の預金を切り崩して自分に払い戻しているのと同じで、資産は確実に減っていきます。
新NISAでは、成長投資枠の対象から毎月分配型は除外されていますが、この仕組みは必ず理解しておきましょう。

「高配当」の言葉に隠されたリスク

配当金が非課税になる新NISAでは、高配当株投資も人気を集めています。
しかし、単に配当利回りが高いという理由だけで銘柄を選ぶのは危険です。

  • 減配・無配のリスク: 企業の業績が悪化すれば、配当金が減らされたり、無くなったりする可能性があります。
  • 株価下落のリスク: 高い配当を維持するために無理な経営(タコ足配当)をしている企業は、将来的に株価が大きく下落するリスクがあります。
  • 高値掴みのリスク: 配当の権利が確定する日に向けて株価が上昇し、権利落ち日に急落する傾向があるため、買うタイミングを誤ると損失を被りやすいです。

高配当株に投資する際は、利回りだけでなく、その企業の業績や財務の健全性、配当を継続できる力があるかをしっかり分析する必要があります。

SNSやインフルエンサーのおすすめ銘柄を鵜呑みにする危険性

SNS上では、「テンバガー(株価10倍)候補!」「この銘柄は絶対上がる!」といった魅力的な言葉で特定の銘柄を推奨する投稿が溢れています。
しかし、そうした情報を鵜呑みにするのは非常に危険です。

発信者が本当に善意で推奨しているのか、あるいは自身が安く仕込んだ株を高く売り抜けるために情報を流しているのか、見極めることは困難です。
他人の意見に流されるのではなく、最終的には自分で調べ、納得した上で投資判断を下すことが、自己責任の原則であり、資産を守るための鉄則です。

結論:新NISAで成功するための王道とは?

では、結局のところ、新NISAでは何を買えばいいのでしょうか。
答えは非常にシンプルで、金融庁が制度の趣旨として掲げている「長期・積立・分散」を実践することに尽きます。

コア資産は「低コストなインデックスファンド」で

投資の土台となるコア(中核)資産は、特定の国や資産に偏らない、全世界株式や米国株式(S&P500など)に連動する低コストのインデックスファンドが最適解と言えます。

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

これらのファンドは、信託報酬が業界最低水準であり、一本で世界中の数百〜数千の企業に分散投資できるため、専門的な知識がない初心者でも、世界経済の成長の恩恵を効率的に享受することができます。

「長期・積立・分散」の原則を徹底する

  1. 長期: 短期的な価格変動に惑わされず、10年、20年以上の長い時間軸で資産を育てる視点を持つこと。
  2. 積立: 毎月決まった額を買い続ける「ドルコスト平均法」を実践すること。価格が高い時には少なく、安い時には多く買うことができるため、平均購入単価を抑える効果が期待できます。
  3. 分散: 投資先を特定の国や資産に集中させず、地理的・資産的に幅広く分散させること。これにより、一つの投資先の不振がポートフォリオ全体に与える影響を和らげることができます。

この3つの原則を守ることが、リスクを抑えながら着実に資産を形成していくための最も確実な方法です。

自分のリスク許容度を正しく理解する

投資で最も重要なことの一つが、自分が「どれくらいの損失までなら精神的に耐えられるか」というリスク許容度を把握することです。
年齢、収入、家族構成、投資経験などによって、取れるリスクの大きさは人それぞれです。

例えば、生活防衛資金(万が一の際に備える、生活費の半年〜1年分程度の現金)を十分に確保せずに投資を始めると、急な出費が必要になった際に、損失が出ているタイミングで売却せざるを得なくなる可能性があります。
自分のリスク許容度を超えた投資は、冷静な判断を失わせ、失敗につながります。

まとめ:賢い選択で、新NISAを最大限に活用しよう

新NISAは、正しく使えば誰にとっても強力な資産形成のツールとなります。
しかし、その一方で、知識のない投資家をカモにしようとするような、長期投資に不向きな商品も数多く存在するのが現実です。

今回ご紹介した「買ってはいけない銘柄の特徴」をしっかりと頭に入れ、目先の利益や話題性に惑わされることなく、「低コストなインデックスファンド」を「長期・積立・分散」でコツコツと育てていく
これが、元プロとして断言できる、新NISAで成功するための唯一にして最強の「王道」です。

この記事が、あなたの賢い資産形成の一助となれば幸いです。

最終更新日 2025年12月25日

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